セミナーのツボ









  企業セミナーに参加する目的 

企業セミナーがただの会社説明だけの「説明会」だと思っている人はまさかいないでしょう。
企業セミナーに引き続いて一次面接が行われることも多いし、企業セミナーに参加した学生にのみ次の選考
ステップの案内があることはご存知のことと思います。つまり、企業セミナーに参加することは、その企業の
採用スケジュールに乗っていくことになるという覚悟で参加する必要があるということです。
もちろん、聞いて気に入らなければいつでも降りることはできますが・・・。

企業セミナーに参加する目的は、
 1.その会社の選考試験を受ける権利を確保するためのエントリー
 2.その会社の情報や雰囲気を直接得ることで、自分との相性を検証する
 3.その会社が学生に求めている能力や資質を探る(面接で絶対必要)
ことだと思います。
この目的を忘れず参加して欲しいということをまず申しあげたい。



  企業の思惑

では、企業側はどんな気持ちでセミナーを開催しようとしているのか。
一言で言えば「次のステップにつながるようなインパクトづけ」である。
ホームページや就職サイト上での情報以外を伝え、学生に数ある企業の中から自社へ目を向けさせること。
学生の満足度を高め、志望意欲の醸成に繋げること。
社員とのコミュニケーションにより、実際の仕事のイメージを掴ませて、人物的魅力による動機づけを行うこと。
人事担当者からはこんな答えが返ってきます。
意外に思えるかも知れませんが、企業の方も選ばれる企業として、学生に魅力と親近感を持たれたいということ
を強く願っているのです。
長く続く選考期間の間にモチベーションをうまく持続させる様に導きたいという目的もあるでしょう。
そして間違いなく各人事担当者は、目ぼしい学生をチェックしていきます。第一印象、態度、表情、反応などから
明らかに○をつけれる学生と×をつける学生を分類していきます。
演壇の上から説明をしながらでも学生の観察は結構できるものなのです。一番×をつけたくなるのは、会社の説明
に反感を持つような表情をする学生、次が無気力無反応の学生ということでしょうか。これは気をつけてください。
会社の宣伝もあるけれど、間違った仕事の理解をしてもらわないように、いいことばかり話さず出来るだけ真の姿を
見せることを心がけている企業も多いと思います。
セミナー後半で、職務内容や仕事への取り組みの話が出てきます。企業が採用したい人物像を学生に認識させる
ことが目的です。ぜひその場で、具体的な仕事のイメージを描いて記憶しておいてください。志望動機の根幹に当る
部分になるわけですから。
企業から見たセミナーの目的は、よりやる気のある人材の早期発掘です。学生も素早く企業を見極めて、これに応え
る意気込みで参加してほしいと思います。


  セミナー会場で、どんな学生が企業受けがよいのか

演壇で説明をしながらでも、一人一人の学生の表情や動作は意外とよく分かるものです。真剣さ、意欲などはよく伝
わってきます。この学生はいいなというチェックを付ける学生も何人かはでてきます。
うまく表現できませんが、例えば100人参加のセミナーならば、自分は100分の1の参加者の一人というのではなく、
壇上の説明者と1対1で向き合っているという意気込みを感じさせる人とでも言いましょうか。そのような視線に力を
感じる学生が目立つことは間違いありません。
逆にマイナスのチェックを付けたくなるのは、無表情、無関心、無反応の学生でしょうか。大学の授業もきっとこんな
顔で聞いているんだろうなあ、入社してもこんな顔で仕事するんだろうなあ、と想像してしまいます。
自分の意志でセミナーに来ているのですから、自分が将来就くかもしれない仕事の話をしているのですから、関心が
無いという態度には正直腹が立ちます。あくびを噛み殺している学生は即刻退場を命じたい気持ちです。
この壇上で説明をしていた人事マンが、セミナー会場の脇や後ろで案内をしていた人事マンが、後ほど面接ではあな
たの合否の決定権を握っている人物だということをお忘れなく。
また、セミナー最後での質問タイムですが、説明する方から見れば、説明できていないことがまだまだ沢山あり、質
問は山ほどあるはずなのにという気持ちを持っています。だから、質問する学生には好意的になるのは事実です。
ただし質問内容によって評価されるとは思いますが。
最終的に内定まで行った学生を思い出してみると、最初のセミナーの時点からよく覚えてることが多いように思います。
つまり、最初から印象的だったんですよね。企業と学生のコンタクトは多いようでも、時間にすれば短いものです。
その最初のご対面の機会がセミナーです。
印象的である(悪い方じゃなくて)ということは、有利に働くと見て間違いはないでしょう。